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広洲食品株式会社(ひろすしょくひんかぶしきがいしゃ)

別名: 広洲食品、広洲食品(株)

青果と食料品を、スーパーや飲食店へ卸す食品卸の会社。広洲市に本社を置き、市場や産地から集めた品を仕分けて、県内の売り場へ届けている。

概要

広洲食品株式会社は、野菜や果物などの青果と、それに付随する食料品を、スーパーや飲食店、小売店へ卸す食品卸の会社である。本社は広島県の県庁所在地、広洲市の臨海寄りの地区にあり、市の中央卸売市場で仕入れた青果や、産地から直接集めた品を、仕分けと配送を経て店頭へ届けている。資本金は2,000万円、従業員は30人あまりで、年商はおよそ28億円規模。大きな会社ではないが、小回りのきく仲卸として、地域の売り場を支えている。

沿革

創業は昭和41年(1966年)で、青果物の販売と仲卸を小さな規模で始めたのが出発点である。昭和44年7月に会社として設立され、高度経済成長期に各地で増えたスーパーマーケットの出店とともに、取引先を広げた。当初は青果が中心だったが、売り場から「ひとまとめに納めてほしい」という声が増え、乾物や加工品など食料品の取り扱いも加わった。令和5年9月には経営陣の交代があり、専務取締役と取締役各1名を置く体制で、現在も事業を続けている。

事業と特徴

事業の柱は、青果物の仲卸業である。早朝に市場や産地から品を受け入れ、品目・等級・大きさごとに選別し、各店舗の注文に合わせて小分けして配送する。受付時間は午前9時から午後3時までで、水曜・日曜・祝日は休みとしている。

販売先の構成は、スーパーなどの量販店が約75%と大部分を占める。残りは市場関係が約14%、飲食店などへの業務用卸が約8%、小売店が約3%で、取引先の種類が分かれているため、特定の業態の景気に左右されにくい。量販店には、県内に店舗を持つ食品スーパーのチェーンフレストのような企業も含まれる。

青果では、瀬戸内の気候で育つ柑橘類(とくにレモン)や、県内の内陸部で採れる野菜を、時期ごとに品ぞろえの軸としている。食料品では、乾物、調味料、冷凍・加工食品など、売り場で補充の多い品を中心に扱う。

取引と品質管理

取引は、日々の受注にもとづく定期配送が中心である。店舗ごとに売れ行きが違うため、前日までの注文と当日の追加注文を組み合わせ、欠品や余りを減らすよう調整している。青果は鮮度が品質を左右するので、入荷から出荷までの時間を短くし、温度管理に気を配った保管と配送を行っている。規格外や傷のある品は、業務用や加工向けに回し、無駄を出さない工夫もしている。

所在地と体制

本社は広洲市内にあり、市場や港、幹線道路に近いことが、早朝の仕入れと配送の効率につながっている。社内は、仕入れ、仕分け・検品、配送、経理などの係に分かれ、少人数ながら役割をかけ持ちして動く。配送は自社便と協力運送会社の便を使い分けている。

地域とのかかわり

県内の食品スーパーや飲食店にとって、地元の市場と産地をつなぐ窓口の役目を果たしている。地元産の青果を売り場へ届けることで、生産者の販路を支え、地産地消にも寄与している。また、売り場の要望を産地へ伝える橋渡しをしながら、季節ごとの品ぞろえや新しい商品の提案も行っている。

関連する項目

同じく県内に店舗網を持つ食品スーパーのフレストは、こうした食品卸の主な販売先の一例である。