生活環境データベース » company
北砺アルミ工業株式会社(ほくれいあるみにこうぎょうかぶしきがいしゃ)
建材用のアルミ部品を加工する金属加工の会社で、1965年創業、従業員は約300人。黒峰市に本社と主力工場を置き、住宅用・ビル用のアルミサッシを中心に手がける。
概要
北砺アルミ工業株式会社は、建材に使うアルミ部品の加工を行う金属加工の会社です。本社と主力の工場は富山県の黒峰市(黒峰市)にあり、もう一つの工場を市外に置いています。住宅用とビル用のアルミサッシ(窓枠)を中心に、各種のアルミ加工製品を手がけています。1965年の創業で、従業員は約300人です。
沿革
1965年に、アルミ建材の加工を行う会社として創業しました。創業のころは、住宅の窓まわりに使うアルミ部品を作ることから始まり、住宅にアルミサッシが広まっていく時代の流れに合わせて生産を増やしていきました。昭和40年代から50年代にかけて、木製や鋼製の窓から、軽くてさびにくいアルミ製の窓へと需要が移るなか、押出材の切断・加工の設備を順次そろえていきました。その後、住宅用だけでなくビル用のサッシにも事業を広げ、本社工場に加えて第2の工場を設けて、生産の体制を整えてきました。平成以降は、断熱性や気密性への要求の高まりに合わせ、複合材を組み合わせた枠材の加工にも取り組んでいます。
事業と製品
事業の柱は、住宅用アルミサッシと、ビル用アルミサッシの製造です。アルミの押出材を切断・穴あけ・曲げ・組立などの工程で加工し、窓枠として使える形に仕上げます。これに加えて、建材以外の用途も含めた各種のアルミ加工製品を受注し、顧客の図面に合わせた部品づくりにも応じています。
- 住宅用サッシ:戸建て住宅や集合住宅の窓に使う枠材
- ビル用サッシ:事務所や店舗、公共の建物に使う大型の窓枠
- 各種アルミ加工品:切削・曲げ・溶接・組立を組み合わせた部品
製品は、建材メーカーや工務店、建材の卸商社などに納められます。たとえば、建材の卸売を行う会社(kuwana-kenzai)のように、サッシやドアなどを扱う卸の取引先を通じて、各地の住宅やビルの現場に届くものもあります。
技術と特許
加工や搬送の現場での工夫を重ねており、特許2件と意匠1件を持っています。特許は、重い長尺のアルミ材を扱うハンドリング(運搬や取り回し)の分野が中心で、作業の安全と効率を高める取り組みとして位置づけられています。長さが数メートルに及ぶ押出材は、傷がつきやすく、人の手で扱うと負担も大きいため、保持や搬送の方法を工夫することが品質と安全の両方につながっています。
工場と所在地
本社と主力の工場は、富山県の黒峰市にあります。黒峰市は、山あいの温泉地、川がつくった扇状地、富山湾に面した港町という三つの顔をもつ人口4万人ほどの市で、アルミ加工は、このまちの工業を支える産業の一つです。もう一つの工場は市外にあり、本社工場と役割を分けながら、住宅用とビル用の生産をまかなっています。工場では、押出材の受け入れから切断、加工、組立、検査、出荷までを、一連の流れで行っています。
地域とのかかわり
従業員約300人の規模をもつ北砺アルミ工業は、黒峰市とその周辺で働く人の雇用の場として、地域の暮らしを支えています。地元の高校や専門学校を卒業した人の就職先にもなっており、技能を身につけながら長く勤める人が多いことも、会社の特徴です。また、建材という暮らしに近い製品を作ることから、地域の住宅やビルの窓にその製品が使われることも少なくありません。富山県内では、アルミ産業が古くから根づいており、押出から加工、組立までを手がける企業が集まる土地柄の中で、同社は建材用アルミ部品の加工を担う一社として知られています。