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岩見原市シルバー人材センター(いわみはらしシルバーじんざいセンター)
岩見原市で、おおむね60歳以上の高齢者に、公共施設の清掃や草取り、庭仕事、墓地の手入れなどの仕事を紹介・配分する公益社団法人。会員は約400人で、市の就業支援施設に事務所を置いている。
概要
岩見原市シルバー人材センターは、岩見原市で、おおむね60歳以上の高齢者に、公共施設の清掃や草取りなどの仕事を紹介し、配分する公益社団法人である。国の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」にもとづいて市町村ごとに置かれる団体の一つで、国や市が直接運営するのではなく、会員が自主的に運営する。会員は約400人で、それぞれの能力や技術、経験を生かして働く。
仕事は「臨時的・短期的、または軽易なもの」が中心で、フルタイムの雇用ではなく、体力や都合に合わせて無理なく続けられる点が特徴である。米どころで雪の多い岩見原市では、草取りや庭木の手入れから冬の除雪まで、季節ごとの仕事が暮らしと結びついている。
所在地とアクセス
事務所は、岩見原市の中心部、5条西3丁目にある市の就業支援施設「ワークプラザ」の中にある。同じ建物には高齢者のための職業相談のコーナーも設けられており、仕事を探す人が相談しやすい。受付は月曜から金曜の朝8時45分から夕方5時30分までで、電話でも窓口でも問い合わせや申し込みができる。市役所では商工振興の担当課が、センターとのつなぎ役を務めている。
仕組みと運営
センターは、家庭や会社、役所などから仕事の依頼を受け、会員に配分する。働き方は大きく二つに分かれる。
- 請負・委任: 依頼を受けた仕事を、センターが会員に割り振って行う。会員とセンターのあいだに雇用関係はなく、仕事の完了後に、仕事の量や内容に応じた報酬が「配分金」として会員に支払われる。
- 労働者派遣・職業紹介: 工場の軽作業や事務所の清掃、小売店の手伝いなど、企業の求めに応じて会員が派遣される。早朝や夕方、週末など、時間の都合がつきやすい人に向く仕事も多い。
役員は会員の互選で決まり、運営費には国や市の補助金も充てられている。入会するには、センターの趣旨に賛同し、働く意欲のある60歳以上の市民であることが条件となる。
主な仕事の種類
仕事の内容は幅広い。
- 庭と屋外の仕事: 草取り、草刈り、空き地の草刈り、庭木の剪定、家庭菜園の作業、冬囲いの取り付けと取り外し、除雪(屋根の雪下ろしは除く)。
- 家事の手伝い: 掃除、洗濯、留守番、話し相手。
- 墓地の手入れ: 市内の霊園などで、墓石の水拭き、ごみ拾い、草取りや草刈りを行う。
- 企業・公共施設向け: 公園の草刈りやトイレ清掃、駐車場のごみ拾い、会社の共用部分の清掃など。
- 特技を生かす仕事: 卒業証書の筆耕(筆で名前を書く仕事)や包丁研ぎなど。
このほか、学習の手伝いや水泳の指導、ボランティア活動、カフェ施設の運営など、会員の経験を生かした取り組みも行われている。
地域とのかかわり
公共施設の清掃や草取りは、市の景観と暮らしやすさを支える仕事であり、雪の多い土地では冬囲いや除雪の担い手としても欠かせない。会員にとっては、収入を得るだけでなく、体を動かし、人と会う機会になる。企業にとっては、必要なときに必要な分だけ人手を得られる利点がある。
岩見原市で農業を支える岩見原みどり農協の地域など、農作業や草刈りの繁忙期には、人手の確保をめぐって地域の依頼が増える。入会説明会などを通じて新しい会員を迎え、高齢者が地域の担い手として活躍し続けられるよう、広報や仕事の開拓にも努めている。