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海鳴食堂(かいめいしょくどう)

別名: 海鳴食堂、かいめい食堂

新居浦市の臨海側にある席数約40の食堂で、昼は焼き魚や煮魚、フライなどの定食、夜は刺身や揚げ物が並ぶ居酒屋として営業している。魚屋の流れをくみ、その日の魚を使った料理で港で働く人や近所の家族連れに親しまれている。

概要

海鳴食堂は、愛媛県新居浦市の臨海側にある食堂である。席数は約40で、カウンター席とテーブル席を備える。昼は焼き魚、煮魚、フライなどの定食を出す食堂、夜は刺身や揚げ物を中心にした居酒屋という二つの顔をもち、港で働く人や近所の家族連れ、仕事帰りの客に利用されている。魚屋の流れをくむ店で、鮮度のよい魚を使った料理と、家庭料理らしい温かい味つけが持ち味である。

場所とアクセス

店があるのは新居浦市の臨海側で、工場の煙突が並ぶ港のまちの一角にあたる。みなと公園(みなと公園)と同じ海側の区域にあり、散歩のあとに立ち寄る人もいる。市街地から車で来る客が多く、駐車場を備えているため、昼どきには車で乗りつける客の姿が目立つ。全席禁煙で、子ども連れや年配の客も入りやすい。入口の脇には、その日のおすすめを書いた黒板が出ている。

営業の形

昼の営業は11時から14時ごろまでで、ラストオーダーは閉店の15分ほど前である。夜は予約を中心に21時ごろまで開け、宴会や少人数の会食にも使われる。休みは日曜と祝日で、月曜も休むことが多い。昼と夜で客層と注文の傾向が大きく変わるため、昼は定食、夜は一品料理と酒という二本立てで切り盛りしている。

昼の定食

昼の看板は、その日の魚で組む定食である。焼き魚、煮魚、フライに加え、刺身をつけた刺身定食(千円台半ば)と、店主がその日の魚から選んで組む「おまかせ定食」(千百円ほど)が人気を集める。おまかせ定食はごはん、味噌汁、小鉢、漬物がつき、ごはんと味噌汁はおかわりができる。魚の種類は仕入れで変わるため、同じ定食でも日によって顔ぶれが違う。煮魚は甘辛い醤油味で、骨まで柔らかく炊いたものが好まれ、フライはアジやカレイ、エビなどが日替わりで出る。

夜の居酒屋

夜は定食の店から居酒屋に切り替わる。刺身の盛り合わせを軸に、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物、焼き魚、煮付け、あら汁といった一品料理が並ぶ。生ビールや日本酒、焼酎のほか、地元の柑橘を使ったサワーを置き、仕事帰りに一杯だけ飲んで帰る客も多い。座敷はないが、テーブル席をつなげれば10人ほどの会合にも対応する。刺身は昼と同じ仕入れの魚を使うため、鮮度と値ごろ感の両方で評判がよい。

仕入れと店のこだわり

店の前身が魚屋であることから、魚は近隣の漁港や市場から毎朝仕入れるのが基本である。旬の魚を無理なく使い切るため、昼に出た魚のあらや切り身は夜の一品やあら汁に回す。調味料や出汁は家庭の味に近い素朴なものを使い、塩味を強くしすぎないことを心がけている。派手な演出は行わず、「毎日食べても飽きない味」を大切にしている。

地域とのかかわり

港のまちの食堂として、工場や港湾で働く人の昼食の場になってきた。秋祭りの太鼓台が町を巡る時期には、祭りの関係者や見物客で夜の席が早くから埋まる。法事や祝い事のあとの食事、地域の寄り合いや同窓会の二次会にも使われ、世代を問わず通う客が多い。持ち帰りの弁当や総菜の注文にも応じており、近所の暮らしを支える店として親しまれている。

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