FC2

Field & Community Culture Platform

生活環境データベース » place

刈野市(かりのし)

別名: 刈野

愛知県の西三河地方の西端にある人口約15万人の市。自動車部品を中心とした製造業のまちで、城下町の歴史と、初夏のカキツバタ、秋の万灯祭でも知られる。

概要

刈野市は、愛知県の西三河地方の西端に位置する市である。人口は約15万4千人、面積は約50平方キロメートルで、人口密度は1平方キロメートルあたり約3,000人を超える。西は川を挟んで尾張地方と接し、県内の大きな市にも電車で十数分で行ける。自動車部品を中心とした製造業のまちとして知られ、愛晶工業株式会社をはじめとする大手メーカーが本社を置く。工業都市であると同時に、駅の周辺に商業地と住宅地が集まる、暮らしやすい都市でもある。

地理

市域は南北に細長く、南北の最長は約13キロメートルある。土地はおおむね海抜10メートル前後の平坦地で、洪積台地と沖積平野から成る。起伏が少ないため、市街地、工場、住宅地、農地が平らに続いている。市の西縁には川が流れ、尾張地方との境になっている。気候は温暖で雨は少なめ、冬は晴れの日が多く、雪が積もることはまれである。市内には大小のため池が点在し、かつての農業用水の名残をとどめている。

歴史

古くから、東西の街道を結ぶ交通の要地として人の往来があった。江戸時代の1747年からは、譜代の大名家が2万3000石の領主として城下を治め、廃藩置県まで120年以上続いた。城下町として栄えた名残は、城あとに整えられた公園の堀と石垣に残っている。明治に入り、1906年に刈野町と周辺の複数の村が合併した。1950年4月1日に市制を施行し、1955年には隣の村を編入して現在の市域に近い形となった。昭和の後半には、工場の進出とともに人口が大きく増え、住宅地の開発が進んだ。

産業

製造業の出荷額は2019年に約1兆6500億円で、県内でも上位に入る。自動織機の製造から始まった産業の流れを受け、自動車部品、車体、鋼材、電装品などの大手メーカーが市内に本社を構える。愛晶工業株式会社もその一つである。大手の工場のまわりには、部品や加工を受け持つ中小の工場が数多く集まり、すそ野の広い産業の集積をつくっている。工場で働く人が多く、市の昼間の人口は夜間より大きくふくらむ。この集積が、税収と雇用の両面で市を支えている。

交通

市の中心は、民営の鉄道会社の本線が通る刈野駅である。駅は新幹線や県内の大きな市へ通う人で朝夕に混み合う。ほかに私鉄の線も通り、市内の各地と近隣の市を結んでいる。道路では、自動車道が市内を通り、高速道路のオアシスも設けられていて、買い物や休憩の場として市外からも人が訪れる。工場と物流を支える幹線道路も多く、朝夕は通勤の車で混み合う。

見どころと行事

城あとの公園は、堀に囲まれた市民の憩いの場で、春には桜が咲き、散策やスポーツに使われる。市内の池には、初夏にカキツバタの群落が広がり、国の天然記念物にも指定された名所として知られている。毎年10月には、各町内の万灯が通りを練り歩く秋の祭り「万灯祭」が行われ、市の内外から見物の人が集まる。

暮らしと医療

市内には、ベッド数約500床の総合病院である刈野西総合病院があり、地域の中核病院として救急や専門医療を担っている。駅の周辺には商業施設やマンションが並び、少し離れると戸建ての住宅地と農地が広がる。工場で働く世帯の転入が多く、若い世代の割合が比較的高いことも、このまちの特徴である。

PR 人気の商品(広告)

Supported by 楽天ウェブサービス