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川原いちょう公園(かわらいちょうこうえん)

別名: いちょう公園、川原のいちょう公園

日浦市の浦見地区の近く、大渕川の左岸に沿って細長く延びる川沿いの公園。堤防上の緑地帯にいちょうの並木と約700mの遊歩道があり、秋には並木が黄色に染まる。

概要

川原いちょう公園は、日浦市の浦見地区の近く、大渕川の左岸に沿って細長く延びる川沿いの公園である。面積は約1.9ヘクタールで、堤防の上に幅約6mの緑地帯が帯のように続き、いちょうの並木と遊歩道が公園の骨格になっている。広い芝生や大きな遊具をもつ公園ではなく、川の景色を眺めながら歩くための、リバーサイドパークとして整えられてきた。入園は無料で、時間の制限もなく、いつでも立ち寄ることができる。

所在地とアクセス

公園は柑橋の北のたもとから、川の左岸に沿って下流へ向かって延びている。日浦市の中心部からも近く、市役所の周辺や、最寄りの駅の周辺から歩いて来ることができる。川に沿うように整えられた遊歩道は長さが約700mで、片道を歩いて10分ほど、往復しても30分あまりで済むため、仕事帰りや朝の時間に立ち寄りやすい。車で訪れる人のためには、近くの道ぞいに小さな駐車スペースがあり、秋の見ごろには周辺の道が混み合うこともある。路線バスの停留所も、徒歩5分ほどの範囲にある。

歴史

公園の始まりは、戦後の災害からの復興にともなう土地区画整理で、遊具などが整えられたことにさかのぼる。その後、地元の交通会社が樹木の植栽を進め、昭和30年に日浦市へ移管されて、市の公園として管理されるようになった。もとは別の街路樹が中心だったが、秋に黄色く色づく木が好まれ、いまは「いちょうの公園」として知られる。川辺の並木と周囲の宿泊施設が一体になった景色は、市を訪れる人にとっても「日浦の顔」のひとつになっている。昭和の終わりごろには遊歩道の舗装とベンチの更新が行われ、平成に入ってからは、堤防の補強にあわせて歩道の段差をなくす整備も進められた。

見どころと特徴

見どころは、堤防の上に並ぶいちょうの木である。春は若葉が淡い緑に芽吹き、夏は青々とした葉が濃い日陰をつくり、秋には並木全体が黄色に染まって、散った葉が遊歩道を金色の道のように覆う。足もとには、季節の花の植え込みも見られる。

設備は、歩く人に配慮して整えられている。

川には水鳥が降りることもあり、朝夕には川風が通って、季節の移ろいを肌で感じられる。

行事と利用

公園は、年間を通して近所の人の散歩やジョギング、犬の散歩に使われている。朝は健康のために歩く年配の人が多く、夕方は仕事帰りや学校帰りの人が、川を眺めながらひと息つく姿が見られる。秋の見ごろには、写真を撮りに来る人や、黄葉を楽しむために遠くから訪れる人でにぎわう。落ち葉の季節には、地域の人や市の職員が遊歩道の清掃を行い、並木を守っている。春には川沿いで小さな催しが開かれることもあり、川と町をつなぐ場として親しまれている。

周辺

公園の周辺には、浦見地区の住宅地が広がり、川の対岸にも田畑や住宅が続く。柑橋をわたれば、日浦市の中心部へすぐに出ることができ、買い物や食事のついでに公園を歩く人も多い。川の上流側へたどれば、堤防の道がそのまま続いており、公園の外までゆっくり散歩を延ばすこともできる。海にも近いため、川風には潮の香りがまじることがあり、日浦市の海と川に近い暮らしを感じられる場所になっている。

管理

公園は日浦市が管理する市の公園で、樹木の剪定や落ち葉の清掃、遊歩道の補修は、市の担当課と地域の協力で行われている。いちょうは大きく育つ木のため、枝の手入れと健康診断が欠かせず、古くなった木は計画的に植え替えられている。こうした日々の手入れによって、並木の景観が長く保たれている。

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