FC2

Field & Community Culture Platform

生活環境データベース » place

川添稲荷(かわぞえいなり)

別名: 川添の稲荷、川添のお稲荷さん、川添さん

三重県桑野市の川沿いにある小さな稲荷神社。江戸時代末期に藩主の転封にともなって創建されたと伝わり、白蛇の石や三鈷の松、月替わりの御朱印で知られる。

概要

川添稲荷は、三重県北部の桑野市にある小さな稲荷神社である。川沿いの静かな一角にあり、朱の鳥居が通りからも目に入る。京の稲荷の総本社の流れをくむ神社で、「日本に現存する最古の支部」とも言われ、地元では親しみを込めて「お稲荷さん」と呼ばれている。境内は広くはないが、ご神宝の白蛇の石や、葉が三枚ひと組になる松などがあり、参拝者や御朱印を求める人が訪れる。

所在地とアクセス

所在地は桑野市の上ノ原にあり、郵便番号は511から始まる市内北部の住宅地の一角である。公共交通では、私鉄の駅から歩いて8分ほど、市内を走る軽便鉄道の駅から歩いて5分ほどで着く。車で来る人のために、神社の1本南側の通りに無料の駐車場がある。社務所の受付は午前8時30分から午後4時30分までで、参拝そのものは日中ならいつでもできる。

歴史

江戸時代末期、譜代の大名が東北の藩から桑野藩へ転封された。そのとき、藩主に随行した初代宮司の家臣が、この地に神社を創建したと伝えられる。城下町・桑野の歴史とともに歩んだ社で、藩の人びとの信仰の拠り所となり、のちには町の商家や近所の家々が商売繁盛や家内安全を願って参るようになった。京の稲荷の総本社は和銅4年(711年)の創建と伝わり、全国に3万社あまりの分社をもつ。川添稲荷はその桑野での拠点として、長く信仰を受け継いでいる。

祀られているもの

祭神は、お狐さま(稲荷の使い)と龍神である。稲荷信仰では、田の神が春に里へ戻る日とされる初午の祭りが大切にされ、川添稲荷でも稲作と商いの神としての信仰が続いている。水辺に近い土地柄から、龍神を合わせて祀ることで、水の恵みと災いよけも願われている。

見どころ

境内には、いくつか目を引くものがある。

授与品と行事

御朱印は、通常のものが300円で、直書きと書き置きがある。毎月1日には社号が金文字になる。月替わりの限定御朱印は800円の書き置きのみで、見開きにご祭神を描いた12月の図柄などが評判になった。白蛇守は1,000円、おみくじは100円で、100番まで用意され、一枚ずつ手書きである。月替わり御朱印の案内は、神社の写真共有サービスのページで更新されている。年中行事では、初午の祭りが中心になる。

周辺

歩いて5分ほどのところに、江戸時代に桑野城の飲み水として使われた湧き水、上ノ原の御膳水がある。また、近くの走井山の公園は、妖刀の刀鍛冶がこの地にあったと言われる場所で、散歩にも向く。参拝のあとに、川沿いの道を歩いて湧き水や公園まで足を延ばす人も多い。桑野市は桑野市の項に述べるとおり焼きはまぐりや石曳祭で知られるまちで、川添稲荷はその城下町の古い信仰を伝える小さな社として、近所の暮らしに溶け込んでいる。

PR 人気の商品(広告)

Supported by 楽天ウェブサービス