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喜多原市立第一中学校(きたはらしりつだいいちちゅうがっこう)

別名: 喜多原第一中学校、喜多原一中、第一中学校、第一中、一中

喜多原市の中心部にある市立の中学校で、昭和22年に町立の中学校として始まり、周辺の2つの中学校との統合を経て今の形になった。生徒は約270人で、「真・善・美」を掲げ、囲碁・将棋部などの部活動や、地域と結びついた活動を行っている。

概要

喜多原市立第一中学校は、喜多原市の市街地の中心部にある、市が設置する男女共学の公立中学校である。地元では「一中(いっちゅう)」と呼ばれる。全校生徒は約270人で、教育の目標に「真・善・美」を掲げている。生徒には、まことを求める「真理の追究」、よいおこないを重ねる「善い行い」、人や物を大切にする「美しい心」を持つことを求めている。学校全体の目標は「地域に貢献できる生徒の育成」で、防災や食文化、ボランティアなど、地域と結びついた活動に力を入れている。部活動には、運動部と文化部のほか、囲碁・将棋部などがある。

所在地と通学区域

学校は喜多原市字谷地田ノ上にあり、蔵の町並みが残る市街地のすぐそばに建つ。通学区域は市の中心部から東側にかけての町と、郊外の豊河・景徳の地区にまたがる。おもな進学元は、喜多原市立第二小学校(児童約305人、16学級)、豊河小学校(約84人、7学級)、景徳小学校(約50人、5学級)の3校で、街なかの子どもと田園地帯の子どもが同じ学校で学んでいる。通学区域は毎年見直しの対象になっており、詳しい範囲は市の教育委員会が定めている。

歴史

昭和22年(1947年)、学制改革で新しい中学校の制度が始まったのにあわせ、喜多原町立喜多原中学校として創立した。その後、町が市になり、近隣にあった豊河中学校、景徳中学校と統合して、現在の喜多原市立第一中学校となった。市内には同じ時期に生まれた喜多原市立第二中学校などもあり、「第一」の名は市の中心部の学校であることを示している。

生徒数は少子化とともに減っており、平成26年度(2014年度)に315人だった生徒は、令和5年度(2023年度)には275人になった。部活動の数も同じ期間に13部から12部へ減り、剣道部が廃部になっている。

施設

平成29年(2017年)に、体育館が新しく建てられた。鉄筋コンクリート造の2階建てで、屋根の一部に鉄骨の立体トラスを用い、延べ床面積は約1,976平方メートルある。雪の多い盆地の気候の中でも、冬の体育や部活動、全校の集会に使われる。建物の腰の部分には、市内で古くから蔵や建物に用いられてきた「喜多原れんが」が一部に使われており、蔵とれんがのまちの景色になじむ外観になっている。

部活動

部活動への加入率は約90%で、全員がいずれかの部に入ることになっており、複数の部に入ることもできる。運動部には、野球部、男子サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部、卓球部、テニス部、水泳部、陸上部がある。文化部には、吹奏楽部、美術部、音楽系の部のほか、囲碁・将棋部があり、盤を囲んで対局の力を高めている。市内には、席料を払えば誰でも打てる碁会所の一石亭もあり、囲碁や将棋に親しむ土地柄がある。近年は、生徒数の減少にあわせて、部活動を地域の活動へ移す取り組みも進められている。

行事と学校生活

一年を通して、学年をこえて活動する「縦割り活動」を行っている。春の体育祭から、合唱コンクール、レクリエーションの行事まで、異なる学年の生徒が同じ組になって取り組み、先輩と後輩のつながりを深めている。文化祭は「青空祭」と呼ばれ、全校で作るモザイクアートの制作と、市内のホールの舞台で行う合唱のコンクールが中心になる。

また、「花いっぱいの学校」の取り組みには100人をこえる生徒が加わり、募金を集めて花の苗を買い、自分たちの手で校内に植えている。

地域とのかかわり

地域の団体と合同で防災訓練を行い、災害のときに地域の一員として動けるよう備えている。食文化の授業では、会若地方の郷土料理を自分たちで作り、土地の食の文化を学んでいる。生徒は、地域の祭りや募金の活動、福祉の催しにボランティアとして参加している。国際交流にも取り組み、生徒会の役員が、市と姉妹都市の関係にある中国の都市の学校と、オンラインで交流の会を開いたこともある。

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