生活環境データベース » institution
北野公民館(きたのこうみんかん)
長浦市の北野地区にある公民館で、市の北部合同庁舎と同じ建物に入っている。図書室や和室、研修室があり、俳句講座や句会、文化団体のけいこなど、地区の学びと交流の場として使われている。
概要
北野公民館は、長浦市の北野地区にある公民館である。市の北部の行政の窓口が入る「長浦市役所北部合同庁舎」と同じ建物の中にあり、地区の人の学び、交流、まちづくりの拠点として使われている。館内には図書室、和室、会議室、研修室などがある。俳句講座や句会、文化団体のけいこ、子ども会や青少年の育成の会合など、さまざまな集まりに部屋を貸している。2019年(平成31年)4月に、条例の上での名前が「北野まちづくりセンター」に改まった。それでも地元では、今も「北野公民館」や、ただ「公民館」と呼ばれることが多い。
所在地と建物
北野地区は、長浦市の北部にある。北陸へ向かう街道の宿場町として栄えた地区で、古い町並みと寺が残っている。公民館の建物はこの地区の中心部にあり、鉄筋コンクリート造の3階建てである。建築面積は約2,397平方メートル、延床面積は約4,618平方メートルで、市の北部合同庁舎と一つの建物を分け合っている。公民館として使う部分には、会議室、老人福祉の部屋、消費生活の実習室、研修室1・研修室2、和室、図書室、事務室がある。また、別の棟に、地域の伝統文化や郷土芸能の保存活動に使う施設がある。建物の前には来館者用の駐車場があり、行政の窓口に来た人と公民館の利用者が、同じ駐車場を使う。
歴史
建物は1980年(昭和55年)に開館した。旧町の時代から、地区の公民館として、成人学級や婦人会の学習、青年団の集まりなどに使われてきた。その後、市町村の合併で長浦市の施設となり、北部の行政の窓口と同じ建物で、地区の社会教育を受け持つようになった。2019年4月には、市の公民館をまちづくりの拠点へ切り替える方針にもとづいて、名前を「北野まちづくりセンター」に改めた。いまは、地区の住民でつくる「北野地区地域づくり協議会」と力を合わせて、講座や行事の企画、地域の課題の話し合いの場づくりを進めている。開館から40年以上がたち、建物の傷みに合わせて、空調や照明、トイレなどの改修が少しずつ行われている。
部屋と設備
和室は畳敷きで、床の間がある。句会や茶話会、着付けや生け花、茶道の教室など、床に座って行う集まりによく使われている。座卓と座布団がそろい、長机を並べれば、20人ほどが向かい合って座れる。研修室は机と椅子の部屋で、講座や会議、合唱や体操の練習に使われる。消費生活の実習室には調理台があり、料理教室や、地域の食の行事の下ごしらえに使われる。会議室には、映像を映す機材を備える。部屋の利用料は、部屋の広さと使う時間帯で決まっていて、地区の団体が社会教育の目的で使うときには、減免の扱いがある。
図書室
図書室には、絵本や児童書、小説、郷土の歴史や行事の本、俳句や短歌の本などが並ぶ。本の貸し出しと返却は、地区の住民の当番が受付に座って手伝っている。当番の人は、返ってきた本を棚に戻し、本の間に残った忘れ物を見つけると、受付の引き出しで預かり、次の当番に申し送りをする。子ども向けの読み聞かせの会も、季節ごとに開かれる。市立の図書館とは別の、小さな地区の図書室だが、歩いて来られる距離の子どもや年配の人にとって、身近な本の置き場になっている。
講座と行事
公民館では、一年を通して、さまざまな講座が開かれている。とくに知られているのが俳句講座で、初めての人向けの季語や切れ字の話から、実際に句を作って選び合う句会までを、月に一度ほどのペースで行う。講座を終えた人たちがそのまま句会の会をつくり、和室を借りて続けている例も多い。ほかに、書道、絵手紙、健康体操、パソコンやスマートフォンの使い方、郷土の歴史を学ぶ講座などがある。秋には、地区の文化団体の作品展や発表会を兼ねた文化祭が開かれ、俳句の短冊や書、写真、手芸の作品が館内に並ぶ。
利用のしかた
開館時間は、おおむね午前8時30分から午後5時までで、部屋の貸し出しは、予約があれば夜9時ごろまで使える。休館日は、年末年始(12月29日から1月3日まで)などである。部屋を借りるには、事務室で利用の申し込みをして、空きを確かめる。定期的に使う団体は、年度の初めにまとめて登録する。
周辺
公民館のまわりには、北部の行政の窓口のほか、小学校や郵便局、古い宿場の町並みが続いている。秋には地区の寺社の銀杏が色づき、句会の吟行で、近くを歩いてから和室に戻って句を詠む会もある。