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東の桜並木(ひがしのさくらなみき)

別名: 桜並木、東の桜並木、土手の桜

館原東小学校の裏手の土手に続く、近所の桜並木。川の両岸に約300本の桜が並び、春のさくらまつりと、川の上を泳ぐこいのぼりで親しまれている。

概要

東の桜並木は、館原東小学校の裏手の土手に続く、近所の桜並木である。館原市の中心部を流れる鶴生野川の両岸に、約300本の桜が植えられている。川は市内の沼に注いでおり、水辺に沿って遊歩道が続くため、春には散歩の人や花見の人が絶えない。桜のほか、つつじや菜の花も季節ごとに咲き、一年を通して歩く人の姿がある。

所在地とアクセス

並木の中心になるのは、川に架かるふれあい橋のあたりである。館原駅からは歩いて30分ほどかかるが、小学校の周辺に住む人にとっては、普段の散歩道そのものである。車で来る人は、近くの臨時駐車場や公園の駐車場を使うことが多く、花の盛りの週末には周辺の道が混み合う。川の両岸には河岸の遊歩道が整えられ、土手の上を歩きながら、水面と花を同時に眺めることができる。近くには、ふれあいセンターや併設の喫茶、館原市の名所である躑躅ヶ原公園があり、花見のあとに足を延ばす人も多い。

歴史

川の両岸の桜は、河岸の整備にあわせて少しずつ植えられてきた。土手はもともと、増水のたびに水を受け止める堤であり、人が歩く道というより、田畑と川を分ける境の役目が大きかった。のちに遊歩道が整い、桜の苗木が間隔をあけて植えられると、春に人が集まる場所として知られるようになった。木はいまでは枝を川面へ大きく張り出すほどに育ち、毎年同じ場所で花を見上げる人も少なくない。小学校の裏手という立地から、入学式の日に家族が記念写真を撮る場所としても長く使われてきた。

見どころと特徴

見どころは、川面に張り出すように咲く桜の枝と、その上を泳ぐ数千匹のこいのぼりとの組み合わせである。桜の時期に、川の上へ渡したロープにこいのぼりを掲げる催しがあり、その掲揚数は記録として認められるほどの規模だという。色とりどりのこいのぼりが風を受けて一斉に向きを変える様子は、桜の淡い色と対照をなし、橋の上からは川筋に沿ってどこまでも続いて見える。土手は低く、傘をさして歩いても花に手が届きそうな近さで、小学校の裏手にあたる区間は、子どもたちの通学や遊びの場にもなっている。川面には散った花びらが流れ、花筏になる日もある。

行事と利用

毎年、3月下旬から4月上旬にかけて「さくらまつり」が開かれる。同じ時期から5月中旬までは「こいのぼりの里まつり」も続き、桜が散ったあとも、川の上のこいのぼりを楽しめる。さくらまつりの期間中は、夕方の18時から21時までぼんぼりに灯がともり、夜桜を見て歩ける。昼は、家族連れが土手に敷物を広げ、小学生が写真を撮る入学式の日の定番の場所になる。会場には臨時の売店も出て、団子や温かい飲み物を求める人でにぎわう。ふだんの日は、犬の散歩やジョギング、朝の通学の道として、ごく静かに使われている。

周辺

川の下流には、市内の沼があり、水鳥や野鳥を見に訪れる人がいる。沼のほとりには古い寺もあり、桜の季節には、並木と寺と沼をあわせて歩く人もいる。駅の周辺には製粉やうどんの店が多く、花見のついでに昼食をとる人も多い。春以外にも、初夏の新緑、夏の夕涼み、秋の澄んだ空気と、季節ごとに表情を変える散歩道として、地域の人に親しまれている。

訪れるときの目安

桜の見ごろは例年3月末から4月初めで、まつりの期間と重なる。夜のぼんぼりの灯りは、日が暮れてから歩くとひときわ印象的だが、土手は足もとが暗くなるため、小さな子ども連れの場合は昼のうちに歩くのがすすめられる。雨の日の並木は人も少なく、濡れた幹と花の色が際立つ。傘をさして、ゆっくり歩くのにも向いている。

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