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桑浜つばめ交通株式会社(くわはまつばめこうつうかぶしきがいしゃ)
1961年4月創業のタクシー会社で、約38台のタクシーを持ち、営業所は桑浜駅の近くにある。駅前の乗り場や電話配車、送迎、観光利用を通じて、河口の海沿いの市の移動を支えている。
概要
桑浜つばめ交通株式会社は、桑浜市を営業エリアとするタクシー会社である。1961年4月の創業で、約38台のタクシーを保有し、営業所は桑浜駅の近くに置かれている。駅前での客待ち、電話やアプリによる配車、病院や買い物への送迎、観光客の案内までを幅広く受け持ち、河口の海沿いのまちで暮らす人と訪れる人の足として長く使われてきた。社名の「つばめ」は、春に市内の軒先へ巣をかける渡り鳥にちなみ、毎日ここへ戻ってくる車という意味が込められている。
沿革
創業は1961年4月で、当時は数台の車両で駅前を中心に営業を始めた。昭和30年代後半は、周辺の工場や漁港で働く人が増え、駅から自宅や職場までの短い移動の需要が高まった時期にあたる。創業期には駅前の小さな事務所と車庫を兼ねた建物を使い、無線の配車設備を導入して電話での呼び出しに応じる体制を整えた。
昭和40年代から50年代にかけては、市の人口増加と住宅地の広がりにあわせて保有車両を増やし、現在に近い規模へ育った。平成に入ってからは、車両の低公害化や、車いすのまま乗れる福祉車両の導入、クレジットカードや電子マネーによる決済への対応を段階的に進めている。近年は、スマートフォンから呼び出せる配車の仕組みも取り入れた。
事業と特徴
中心となる事業は、一般乗用旅客自動車運送事業、いわゆる一般のタクシーである。営業の形は大きく三つに分かれる。
- 駅前での客待ちと流し営業
- 電話や配車アプリによる呼び出しへの対応
- 病院、学校、高齢者の通院などを対象にした予約制の送迎
車両は約38台で、セダン型のほか、荷物を積みやすいワゴン型と福祉車両をそろえている。運転手には接客と安全運転の研修を定期的に行い、高齢の客の乗り降りの介助にも力を入れている。夜間は飲食店の多い駅前を中心に走り、終電後の帰宅の足としても使われる。
営業所と乗り場
営業所は桑浜駅の近くにあり、事務所、運行管理室、車庫、洗車場を一か所にまとめている。配車の受付と運行の管理はここで行われ、運行管理者が乗務員の点呼と車両の点検を毎日確認する。駅前の乗り場はつばめ口の乗り場にあたり、とくに夜は、飲み帰りの客が集まる場所として知られている。朝は通勤や通学の人、昼は買い物や通院の人、夜は食事帰りの人と、時間帯ごとに利用の顔ぶれが変わる。
地域とのかかわり
桑浜は、川の河口に開けた貝の料理のまちで、夏には大きな祭りが開かれる。祭りの期間は駅から会場への移動が増え、臨時の配車や増車で対応する。観光で訪れる人には、貝料理の店や海辺の景色をめぐる案内も行い、乗務員が見どころを紹介することもある。
また、免許を返納した高齢者や、バスの本数が少ない地区に住む人にとって、予約制の送迎は暮らしに欠かせない手段になっている。災害時には、行政の要請に応じて移動の支援に協力する体制を整えており、地域の交通を支える身近な会社として親しまれている。