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緑風急送株式会社(りょくふうきゅうそうかぶしきがいしゃ)
1991年創業の運送会社で、宮崎県の宮咲市に本社を置く。従業員は約70人、大型トラックは40台ほどで、冷凍・冷蔵の食品輸送を中心に、日帰りできる地場の運行を主にしている。
概要
緑風急送株式会社は、宮崎県の宮咲市に本社と車庫を置く運送会社である。1991年に創業し、従業員は約70人、大型トラックは40台ほどを保有する。畜産物、青果、加工食品といった冷凍・冷蔵の食品輸送が中心で、荷主の工場や市場、倉庫から県内の売り場や物流拠点へ、日帰りできる範囲で運ぶ地場の運行を主にしている。
沿革
1991年、少人数のドライバーと数台の保冷車で、宮咲市内の食品会社の配送を請け負う形で始まった。創業のころは、市内と近隣の市町への小口配送が中心だった。
1990年代の後半には、県内の食肉や水産加工の会社から冷凍品の輸送を任されるようになり、冷凍機を備えた大型車を順次増やした。2000年代に入ると、荷物の積み降ろしをする作業員と、運行を管理する事務の部門を社内に整え、従業員が50人を超えた。
2010年代には、車両の運行を記録して走行や休憩の状況を確かめる装置を全車に導入し、運転の安全と労働時間の管理に力を入れた。現在は、大型車40台ほどと、小回りのきく中型車を合わせて運用している。
事業と特徴
事業の柱は、一般貨物自動車運送事業である。扱う荷物は、次のような品が多い。
- 冷凍の肉や魚の加工品
- 野菜や果物などの青果(冷蔵)
- 豆腐、乳製品、惣菜などの日配品
- 飲料や調味料などの常温の食品
温度が変わりやすい荷物を扱うため、荷台の温度を記録して管理し、積み込みの前に庫内をあらかじめ冷やしておく。荷が傷まないように、積み方と降ろす順番を運行ごとに決めている。
また、運行の多くは朝に出て夕方までに戻る日帰りの行程である。ドライバーが毎日自宅へ帰れることは、人材を集めるうえでの強みになっている。夜間の長距離運行は、荷主から依頼があるときに限って行う。
拠点と車両
本社は宮咲市にあり、事務所、車庫、整備スペース、洗車場を同じ敷地に置く。県南や県西の荷物に対応するため、都垣市と日灘市にも連絡用の拠点を設け、ドライバーが現地で荷物を受け取って積み替えられるようにしている。
車両は、冷凍・冷蔵の機能を備えた大型のバンとウイングの車が中心である。車庫の整備スペースでは、日常の点検や冷凍機の確認を行い、車検や大がかりな修理は外部の整備工場と連携して進める。
安全と人づくり
運送業にとって安全は欠かせない課題であり、出発前の点呼、アルコールの検査、運転記録の確認を毎日行っている。新しく入った運転手には、先輩が同乗して荷物の扱いと道の走り方を教える期間を設けている。
免許の取得を支える制度もあり、中型や大型の免許を持たない人が、会社の費用の補助を受けて取れるようにしている。女性の事務職員や、配送の補助にあたる職員も働いている。
地域とのかかわり
宮崎県は、畜産と農業がさかんな土地であり、食品の産地と消費地の間をつなぐ運送の役割が大きい。緑風急送は、県内の食品会社の出荷を支えることで、地元の産物を新鮮なまま売り場へ届けている。
都垣市のように畜産がさかんな内陸の地域、日灘市のように漁業と林業で知られる海沿いの地域からの荷物も扱い、県の南北に広がる産地と宮咲市の物流を結んでいる。災害で道路が止まったときなどは、自治体や荷主と連絡をとり、食品や日用品の輸送に協力することもある。