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都垣市(とがきし)
宮崎県の南西の内陸にある盆地の市。肉用牛・豚・鶏の畜産と農業が全国でも指折りの規模をもち、芋焼酎の産地でもある。平成18年に周辺の4町と合併して今の形になった。
概要
都垣市は、宮崎県の南西の端にある内陸の盆地の市です。人口は約16万人、面積は約653平方キロメートルで、県内では宮咲市に次ぐ規模の都市にあたります。西に霧峰山地、東に鰐ヶ塚山地を望み、市の中央をほぼ南北に大渕川が流れます。南は大きく開けて、鹿児島県との境に続いています。畜産と農業がさかんな土地で、農業産出額は約980億円(令和5年)にのぼり、全国の市町村の中でも第1位の水準です。
所在地とアクセス
県の南西部にあり、県都の宮咲市からは約50km、鹿児洲市からは約90kmの距離です。市の玄関口は都垣駅で、民営の鉄道会社の本線と、山あいを走る民営の鉄道会社の線が通っています。道路は、市の中央を南北に国道が貫き、自動車道も通って、県内外と結ばれています。市内の移動は車が中心で、盆地の平らな土地に市街地と田畑が広がります。
歴史
明治22年(1889年)の町村制の施行で、郡の都垣町として発足しました。大正13年(1924年)に市制を施行し、県南の中心都市として歩みました。平成18年(2006年)1月1日には、丘野町・高磐町・山川田町・高岬町の4つの町と合併し、現在の都垣市になりました。合併により市域は大きく広がり、山あいの地域から平野部まで、多様な土地をあわせもつようになりました。この地には古くから有力な武家が治めた歴史があり、城下町としての町割りや地名が今も受け継がれています。
産業
中心は畜産で、肉用牛・豚・鶏を合わせた畜産の産出額は約840億円と、全国でもトップクラスです。とくに肉用牛と豚がその大部分を占め、飼育から加工・流通までが市内で営まれています。さつまいもの産地でもあり、そのいもを原料にした本格芋焼酎の蔵元が市内に複数あります。そのため「肉と焼酎のまち」として知られ、ふるさと納税の返礼品としても人気です。農業のほか、食品加工や機械などの工場も立地し、地域の雇用を支えています。
見どころと行事
霧峰山地の高智峰は、神話にゆかりのある山として知られ、登山の人でにぎわいます。市内には、川の浸食でできた幅の広い滝の関尾の滝があり、遊歩道や公園も整えられています。牧場では、牛や馬にふれあえる体験もできます。行事では、旧暦6月ごろに各地の神社や寺で灯籠をともす六月の灯籠祭が行われ、11月下旬には古い踊りの奉納も行われます。
暮らしと地域
通学路の途中の書店ひかり坂書店や、丘野町の特別養護老人ホーム特別養護老人ホーム 緑の丘苑など、暮らしに根ざした店や施設が各地にあります。盆地ならではの寒暖差の大きい気候は、農作物の味を育てるともいわれます。都市の便利さと、田畑や山の景色が近い距離に並ぶことが、この市の暮らしの特徴です。
周辺
南は鹿児島県に接し、県境をまたいだ行き来も多い土地です。西には霧峰山地、東には鰐ヶ塚山地が連なり、豊かな水が大渕川に集まって盆地を潤します。市内には工業系の高校として都垣工業高校があり、地域のものづくりを担う人材を育てています。