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潮見運輸株式会社(しおみうんゆかぶしきがいしゃ)
岩巻市に本社と車庫を置く、1971年創業の地場の運送会社。合板を関東方面へ、飼料を関東から岩巻市へ運ぶ定期輸送を柱に、車両の整備や管理も自社で行っている。
| 所在地 | 宮城県岩巻市港町3丁目17番8号 |
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概要
潮見運輸株式会社は、宮城県の岩巻市に本社と車庫を置く、1971年創業の地場の運送会社です。港と水産、製紙などの臨海工業で知られる岩巻市の荷物を、関東方面をはじめとする遠方へ運び、また遠方から市内へ運び込む仕事を続けています。従業員は約50人で、そのほとんどが乗務員と、車両の整備や運行を支える職員です。大手の物流会社の下請けだけに頼らず、荷主と直接つながる地場の運送会社として、市内の工場や港の荷物を長く担ってきました。
沿革
創業は1971年で、岩巻市内の荷物を運ぶ少数のトラックから始まりました。創業のころは、市内の工場や港の周辺で、資材や製品を近場へ運ぶ仕事が中心でした。その後、取引先の広がりとともに運ぶ範囲が県外へ伸び、関東方面への定期的な長距離輸送を受け持つようになりました。会社の形は有限会社から現在の株式会社へと整えられ、車庫と本社を同じ敷地に置く体制が続いています。車両の更新や乗務員の採用を重ねながら、従業員は約50人の規模に育ちました。
事業内容
主な仕事は二つあります。
- 合板の輸送:岩巻市から関東方面へ、合板を運びます。港や工場の近くで積み込み、決まった行程で関東の納品先まで運ぶ、定期性の高い仕事です。
- 飼料の輸送:関東の港や工場から岩巻市へ、家畜用の飼料を運びます。帰り荷を確保できるため、往復で車を無駄なく使える組み合わせになっています。
この二つに加えて、運送に使う車両の整備・保守・管理も自社で行っています。点検や修理を自前で受け持つことで、車の状態をつねに把握し、安全運行と費用の安定につなげています。
運行のしくみ
長距離の便は、夕方から夜に積み込んで走り出し、翌朝に納品先へ着く行程が基本です。往路で合板を降ろしたあとは、そのまま関東の港や工場で飼料を積み、岩巻市へ戻ります。このように行きと帰りの荷をそろえることで、空車で走る距離を減らしています。運行の管理者は、乗務員の勤務時間や休憩を記録し、無理のない配車を組むことを大切にしています。荷の種類が決まっているため、積み下ろしの手順や荷くずれを防ぐ固定の方法が現場に根づいており、新しく入った乗務員は、先輩の同乗で運行の流れを覚えていきます。
本社と車庫
本社と車庫は、岩巻市内にあり、事務所と駐車場、整備のための作業場が同じ敷地にまとまっています。大型トラックを出入りさせやすい広い敷地で、朝夕には出庫と帰庫の車が行き交います。整備の作業場では、タイヤやブレーキ、エンジンまわりの点検を日常的に行い、法定の点検や車検の前整備も自社の職員が受け持ちます。岩巻市の港や工場に近い立地は、荷の積み込みに向かう際の移動を短くし、天候や道路の状況が変わっても対応しやすい利点があります。
安全と人づくり
運送業にとって安全は事業の土台であり、潮見運輸でも点呼、車両点検、運転状況の確認を毎日の決まりごととして続けています。乗務員には大型免許を持つ人が多く、経験の浅い人には、免許の取得を支える相談や同乗での指導を通じて、少しずつ長距離へ慣れてもらいます。休日や勤務間の休息を確保し、働き続けやすい職場にすることも、人手が不足しがちな運送業界では大きな課題で、会社として取り組みを重ねています。
地域とのかかわり
岩巻市は、漁港と製紙などの臨海工業、牡蠣やホタテの養殖で栄えてきたまちで、荷物の動きも大きい土地です。潮見運輸は、そうした地元の産業が生み出す荷と、全国から入ってくる原料を結ぶ役目を担い、市の暮らしと仕事を物流の面から支えています。港のそばにある冷凍倉庫の会社、たとえば湊冷蔵株式会社のように、同じ岩巻市の港まわりで働く事業所とは、地域の物流を構成する仲間といえます。また、市内に雇用の場を持つ会社として、地元の人を乗務員や職員として迎え入れてきました。
今後に向けて
荷主の需要は、時代とともに変わります。潮見運輸は、合板と飼料という息の長い荷を柱に据えながら、車両の更新や運行の効率化を進め、安全で確実な輸送を続けていく方針です。地場に根を張った小さな所帯だからこそできる、荷主との距離の近さと、機動力のある対応を、これからも会社の強みとして育てていきます。