FC2

Field & Community Culture Platform

生活環境データベース » institution

白岩警察署(しらいわけいさつしょ)

別名: 白岩署、宮城県白岩警察署

白岩市と、その西に連なる蔵嶺町・七ツ宿町を受け持つ、県警察の中規模の警察署。広い山あいの管内を、交番と駐在所で支えている。

概要

白岩警察署は、宮城県南西部の白岩市と、その西に連なる蔵嶺町・七ツ宿町を管轄区域とする、県警察の警察署である。白岩市を中心にしながら、山あいの町までを一つの署で受け持っており、面積は県の総面積の1割近くにのぼる。県内の警察署のなかでも指折りの広さで、人口は多くないものの、地域の安全を支える中規模の署として知られる。

所在地と庁舎

署は白岩市の森合地区にあり、鉄筋コンクリート3階建ての庁舎を構えている。この庁舎は平成6年1月に現在地へ移ったもので、それ以前は昭和35年に建てられた2階建ての庁舎が市内の旧町なかにあった。城下町の中心部から少し離れた場所に移ったことで、国道や県境へ向かう道路へ出やすくなり、広い管内の各地へ向かう拠点として使われている。駐車場は来庁者用と公用車用に分かれ、免許や落とし物の手続きで訪れる人にも使いやすいよう、1階に窓口がまとめられている。

沿革

明治8年、県の支庁に定員8人で置かれた屯所が始まりとされる。明治10年には近隣の署の分署と改称され、明治19年8月、一郡一署制の実施にともなって分署から独立し、定員22人の白岩警察署として創立した。昭和22年の警察制度改革では、市町村の自治体警察と国家地方警察の地区署に分かれたが、昭和29年の新しい警察法の施行により再び一つにまとまり、「宮城県白岩警察署」と名を改めた。以来、城下町の暮らしとともに歩んできた歴史をもつ。

組織と体制

署には、総務・会計や留置を担う部門、地域の安全を担う地域課、事件の捜査にあたる刑事課、交通の指導取り締まりを行う交通課、警備や災害対応を担う部門など、5つほどの課が置かれている。管内には交番が1か所、駐在所が8か所あり、住民にいちばん近い窓口として、パトロールや巡回連絡、道案内、落とし物の受け付けなどを行っている。駐在所は山あいの集落にも置かれ、警察官が家族とともに地域に住み、顔の見える関係で見守りを続けている。

業務と特徴

管内は市街地と農村、山間部、県境の道路が入りまじっており、業務もその地域性を反映する。市街地では万引きや自転車盗などの窃盗、高齢者を狙った特殊詐欺の防止が課題で、山間部では冬の積雪や凍結による交通事故への備え、クマやイノシシなど野生動物が出たときの対応も重要になる。県境を走る幹線道路や高速道路の出入口も近く、通過する車の交通指導や、事故が起きたときの迅速な対応が求められる。免許証の関係の手続きや遺失物・拾得物の取り扱い、各種許可の相談も、署の窓口で受け付けている。

地域とのかかわり

署は、学校や自治会、商店街と連携し、防犯教室や交通安全教室、高齢者向けの詐欺被害防止の講座を開いている。春と秋の全国交通安全運動の時期には、市街地や通学路で街頭指導を行い、地元の防犯協会や交通安全協会の人たちと一緒に呼びかけに立つ。夏祭りや秋の行事など人出の多い催しでは、雑踏警備や交通整理にあたる。また、地域の神社や公園の見回りも日常の活動に含まれ、たとえば住宅地のはずれにある狐坂神社のような場所も、夜間の巡回の対象となっている。災害時には、市や消防と連携して避難の誘導や道路の規制、行方不明者の捜索を担い、大雨や大雪の際には管内の道路状況を見守る。

利用のしかた

事件・事故の緊急の通報は110番で受け付け、相談は署の窓口や電話でも行える。免許の更新や住所変更、落とし物・忘れ物の届け出、道路使用の許可の相談などは、平日の日中に庁舎の窓口で対応している。夜間や休日は当直の署員が対応し、緊急性の高いものは通信指令室を通じて、最寄りの交番・駐在所やパトカーが現場へ向かう。