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椿商店(つばきしょうてん)
玉浦市の浜通りの商店街にある、昔ながらの小さな雑貨と日用品の店。キッチン用品や入浴剤、歯ブラシなど、毎日の暮らしに使うものを、手に取って選べる形で並べている。
概要
椿商店は、岡山県玉浦市の浜通りの商店街にある、昔ながらの小さな雑貨と日用品の店である。店内には、台所の道具、入浴剤、歯ブラシ、タオルなど、毎日の暮らしで使うものが並ぶ。大きな売り場ではなく、通りに面したひと間ほどの広さで、棚の間を歩いて一巡できる。流行を追うより、長く使えて手になじむものを選ぶ姿勢が、店の骨格になっている。
所在地とアクセス
店は玉浦市の浜通りの商店街にあり、商店の入る建物の1階に構えている。玉浦市は岡山県南部、瀬戸内海に面した港と造船のまちで、浜通りの商店街は島々へ渡る船の港から歩いて行ける距離にある。通りには食料品店や理容店、喫茶店などが並び、買い物のついでに立ち寄る人が多い。入口には手すりが付き、段差も少なくしてあるため、年配の客も出入りしやすい。
沿革
店は2010年代の後半、商店街の空き店舗を使って今の形で営業を始めた。もともと浜通りには、日用品を扱う小さな店が幾つもあったが、大型店の進出で数が減っていた。そのなかで、「暮らしの道具を、顔の見える距離で買える場所を残したい」という思いから、昔ながらの雑貨店の姿を引き継ぐ形で開いたという。開店後は、客の声を聞きながら品ぞろえを少しずつ入れ替え、いまの棚の構成が整った。
品ぞろえと特徴
中心になるのは、カトラリーや鍋まわりの小物などのキッチン用品である。そこへ、入浴剤、歯ブラシ、石けんなどの日用品が加わる。食料品も少しだけ置き、体にやさしい飲み物や、赤ちゃん向けの番茶のように、小さな子のいる家庭に向いた品も扱う。商品を選ぶ基準は、「人の手の温もりを感じられるもの」であることと、食べるものは安全で安心できて、おいしいことである。店の人が自分で使って良いと思ったものだけを置き、無理に品数をふやさない。この市内の店では手に入りにくい品や、客の頼みに応じた取り寄せにも対応し、棚にない品を求められたときは、問屋に尋ねて調べる。
営業の様子
営業は昼前から夕方までで、平日は夕方6時半ごろ、土日や祝日は夜7時ごろまで開ける。定休日は週に1日で、火曜日が目安である。昼どきは近所の勤め人や買い物帰りの人、夕方は学校帰りの子どもや仕事帰りの人が立ち寄る。レジの横には小さな椅子があり、荷物を置いて一息つく人もいる。贈り物用の小さな包みや、ちょっとした日用品の詰め合わせにも応じる。
地域とのかかわり
浜通りの商店街の一員として、商店街の催しや季節の売り出しにも加わる。同じ通りにある理容モリシタのように、長く通う客に支えられた店とは、客の行き来も多い。日用品は、必要になったときに近くで買えることが大切で、椿商店はその役目を、小さな規模のまま続けている。通りを歩く人にとっては、買い物の場であると同時に、世間話の立ち寄り先にもなっている。