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月見通り公園(つきみどおりこうえん)

別名: 月見通りの公園、泰野駅前の月見通り公園

泰野市の泰野駅前にある小さな無料の公園で、ベンチと低木の植え込みを中心に整えられている。電車やバスの待ち時間や、通勤・通学の途中のひと休みに使われる駅前の憩いの場である。

概要

月見通り公園は、神奈川県の泰野市にある泰野駅の前の小さな公園です。広さは広場ほどで、ベンチと植え込みを中心に整えられています。遊具や大きな芝地はなく、電車やバスの待ち時間や、通勤・通学の途中のひと休みに使われる場所です。入園は無料で、時間を気にせず立ち寄れます。泰野市は、北と西を山地、南を丘陵に囲まれた盆地に市街地が広がる人口約16万人の市で、この公園はその玄関口にあたる駅前の景色の一部になっています。

所在地とアクセス

公園は泰野駅の駅前、月見通りと呼ばれる通りに面しています。泰野駅は私鉄の線の駅で、大正12年(1923年)に「大泰野」の名で開業し、昭和62年(1987年)に今の駅名になりました。平成8年(1996年)に高架の駅舎が完成し、改札を出ると駅前の広場と通りがすぐ目に入ります。駅には北口と南口があり、バス乗り場は両方の口にあります。公園へは駅の出口から歩いて1分ほどで、乗り換えの合間にも立ち寄れる近さです。通りには商店や飲食店が並び、公園はその入口にあたる位置にあります。たとえば、通り沿いには昭和の初めから続く月見通り金物店もあり、駅前の暮らしを支えています。

歴史

公園の起こりは、駅前の道路や広場を整えた時期にさかのぼります。駅の高架化にあわせて、駅前の人の流れが変わり、もとの空き地が植え込みとベンチのある公園として整えられたと伝わります。名前の「月見通り」は、通りの名にちなむものです。夜、駅前の建物のあいだから月が見える、という土地の人の言い慣わしも残っています。その後も、植え込みの手入れとベンチの取り替えが少しずつ重ねられ、小さいながら、駅前の景色の一部として続いてきました。市の担当課が定期的に見回り、枝の剪定や落ち葉の掃除を行っており、大きな改修をしなくても、長く同じ姿が保たれています。

見どころと特徴

公園の中心は、通りに向かって並ぶベンチです。ベンチは背もたれがあり、座ると駅の出入りの人や、バスが発着する様子が見えます。ベンチの後ろには低木の植え込みが続き、通りの音をやわらげています。春には植え込みの花が咲き、秋には葉の色が変わって、季節を知らせてくれます。夜は駅前の街灯がほのかに園内を照らし、仕事帰りの人が少し腰を下ろして息をつく姿が見られます。晴れた夜には、建物の上に月が昇るのを眺められ、公園の名前の由来を思い出させます。水飲み場や大きな遊具はありませんが、そのぶん、通り抜けやすく、見通しのよい造りです。

利用のようす

朝は、駅へ向かう通勤・通学の人が足早に通り抜け、ベンチでバスを待つ高齢の人の姿もあります。昼どきには、買い物帰りの人や外回りの勤め人が、短い休憩をとります。夕方には、学校帰りの高校生が友だちを待ち合わせる場所として使い、夜は電車の到着にあわせて人の流れが戻ってきます。待ち合わせの目印として「月見通り公園で」と言えば通じるほど、土地の人に知られています。ごみは各自で持ち帰る決まりで、近所の人が自主的に花がらを摘んだり、掃き掃除をしたりすることもあります。

周辺

公園のまわりは、駅前のバス乗り場と、月見通りに連なる商店街です。駅から少し歩くと住宅地が広がり、市内の湧き水や山の緑へ向かう道もつながっています。泰野市は、湧き水と山の緑、そばや八重桜の塩漬けで知られ、駅前で買い物をしたあとに公園で一息つく観光客の姿も見られます。災害のときには、駅前に集まった人が一時的に身を寄せる広場としても、近隣の人に意識されています。

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