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上嶺市(かみみねし)
新潟県の南西部、日本海に面した雪の多い城下町の市。江戸時代の城下町と港町を前身に、1971年の合併で発足し、雁木の町並み、城あとの公園の桜とハス、日本酒、スキーの歴史で知られる。
| 所在地 | 新潟県柏峰市東工町3丁目8番17号 |
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概要
上嶺市は、新潟県の南西部に位置する市である。北は日本海に面し、南には山地が連なる。市域には海沿いの平野、田んぼの広がる平地、山あいの集落までが含まれ、面積は約974平方キロメートルと広い。人口は約17万4千人で、県内では県都の新渚市や、隣の海沿いの市である柏峰市(柏峰市)などと並ぶ大きな市のひとつである。東京までは約129km、隣県の県庁所在地までは約63km、富見市までは約131kmの距離にあり、古くから上嶺地方の中心地として栄えてきた。
地理と気候
冬は日本海側特有の気候で、雨や雪の日が多く、晴れ間が少ない。市の大部分は豪雪地帯に指定され、旧市街の高多地区での年間降雪量はおよそ413cm、年平均気温は約13.9℃である。一方で夏は気温が上がり、近年は40℃を超える日を記録したこともある。夏の海岸には海水浴の客が訪れる。
歴史
中世には、戦国期の越後を治めた大名が居城とした春嶺山城が山の上に築かれ、政治と軍事の中心となった。江戸時代には、初代将軍の六男が入った高多城を中心に高多藩の城下町がつくられ、町人地や寺町が整えられた。海側の直江浦は、北前船などの船が出入りする港町として発展した。
明治以降、高多市と直江浦市の二つの市が並び立つ時代が続いたが、1971年4月29日に両市が合併して上嶺市が発足した。さらに2005年1月1日には周辺の13の町村を編入し、市域は約4倍に広がった。1911年には、外国人将校の指導により、市内の金屋山で日本で初めての本格的なスキー指導が行われたと伝えられ、雪国の暮らしとスポーツの歴史を語る出来事になっている。
産業
海沿いの臨海部には化学や金属、機械の工場が立ち並び、内陸の平野では米づくりが盛んである。豊かな雪解け水と米を生かした日本酒の酒造りも古くからの地場産業で、市内には複数の蔵がある。笹の葉で包んだ笹団子や、雪国らしい保存食の文化も受け継がれている。港は北前船の時代から物流の拠点で、現在も貨物や旅客の海の玄関になっている。
見どころと町並み
旧高多城下には、雪の中でも歩けるよう家々の軒を連ねてひさしを延ばした「雁木」の通りが残り、全国でも長い雁木の町並みとして知られる。高多城あとの公園は、春には数千本の桜が咲く花見の名所で、夏には広い堀一面にハスが咲く。冬の海岸では日本海に沈む夕日を眺められ、山あいではスキー場が冬の観光を支えている。港町の直江浦には、古い蔵や水族館などの施設が集まる。
行事と暮らし
春の観桜の催しは夜桜見物の人でにぎわい、夏には港まつりや花火大会、秋には酒蔵の催しが開かれる。冬は雪かきや融雪の仕組みが暮らしと切り離せず、道路の消雪パイプや除雪の態勢が整えられている。医療では、上嶺中央病院が約380床の総合病院として市と周辺地域の中核を担う。
交通
市内には民営の鉄道会社の本線や新幹線の駅があり、高速道路のインターも複数ある。東京方面と北陸方面の間にあたる位置から、人や物の通り道として栄えてきた。海沿いの国道と山あいへ向かう道が分かれる市街地には、バスの路線網も広がっている。