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七ツ瀬市(ななつせし)
石川県内にある、半島の中ほどで七ツ瀬湾に面した港と温泉のまち。古くからの港町で、和椋温泉と能登島にあたる島を抱え、観光と水産・ものづくりが営まれている。
概要
七ツ瀬市は、石川県内にある、海に面した港と温泉のまちです。半島の中ほどに位置し、外海に開いた湾と、島々の浮かぶ穏やかな内海の七ツ瀬湾に面しています。平成16年10月1日に、旧七ツ瀬市と近隣の3つの町が合併して現在の市域となりました。面積は約318平方キロメートル、人口は約4万3千人です。市の木は松、花は菜の花、鳥はカモメで、海と港のまちらしい顔ぶれです。
地理と所在地
市域は、七ツ瀬湾に浮かぶ大きな島を含みます。島は橋で本土とつながっています。隣には中部の町や北の町、さらに海を挟んだ県外の市が接しています。市の中心は七ツ瀬駅の周辺で、民営の鉄道会社の七ツ瀬線と、第三セクターの鉄道が乗り入れています。自動車道は、半島を南北に結ぶ道路が市内を通り、温泉街の近くにもインターチェンジがあります。県都の金洲市からは、鉄道や車で1時間台で行くことができます。
歴史
古代には、この一帯は半島の中心地のひとつで、国府や国分寺が置かれたと伝わります。中世の戦国期には、山上に大きな山城が築かれ、領主のもとで文化が栄えました。しかし、天正5年(1577年)に北からの軍勢の攻撃で城は落ち、のちに加賀の大名の支配下に入ります。城下から港へと町の重心が移り、江戸時代には港が北前船の寄港地としてにぎわい、物資の集まる町として発展しました。
産業
産業人口の割合は、第1次産業が約6%、第2次産業が約25%、第3次産業が約69%です。港では漁業が営まれ、魚のすり身を使った水産練り製品の会社があります。内陸には、電子部品をつくる大きな工場が立地し、ものづくりも市を支えています。観光とサービス業は、温泉と港を軸に広がっています。
和椋温泉
七ツ瀬湾に面した海辺の温泉街で、市の観光の中心です。「湧く浦」の名のとおり、海の中から湧き出たという伝説が平安時代にさかのぼって伝わります。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、泉温は約89度、湧出量は1日あたり約2,600トンにのぼります。高級志向の大きな旅館が多く、大規模な地震の前には20軒あまりの宿泊施設がありました。駅から車で約5分、自動車道のインターチェンジからも近い場所にあります。
行事と見どころ
春から秋にかけて祭りが続きます。5月には、巨大な曳山が町を巡る青樫祭があり、8月には、大きな灯籠を担いで練り歩く石埼奉灯祭が行われます。温泉街では、4月と8月に花火大会があり、6月の第2週末にはよさこいの祭りが開かれます。島には、臨海公園と水族館があり、家族連れでにぎわいます。港の近くでは、地魚を出す店が並び、たとえば割烹「千潮」のような和食の店があります。
暮らしと医療
市内の暮らしを支える医療機関として、七ツ瀬中央病院があります。市内には、七ツ瀬南高校などの学校もあり、港と温泉のまちで学び、働く人々の生活の場になっています。