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雄鹿沢木工団地(おじかざわもっこうだんち)

別名: 木工団地、雄鹿沢木工団地協同組合、雄鹿沢木材工業団地

雄鹿沢市の茂良地区にある、木製建具や家具などをつくる木工会社が集まる工場団地。昭和37年に協同組合が発足し、組合員と準組合員あわせて50社あまりで構成される。

概要

雄鹿沢木工団地は、雄鹿沢市の茂良(もら)地区に整備された、木工業の会社が集まる工場団地である。運営の中心は雄鹿沢木工団地協同組合で、昭和37年7月9日に設立された。現在は組合員27社と準組合員26社の合わせて53の事業者で構成され、事務局には5人の職員がいる。出資金は3,310万円(662口)である。組合全体の年間生産額は約147億円にのぼり、木製建具、建築材料、家具、印刷加工など多様な製品が団地から出荷されている。

沿革

雄鹿沢市は、周辺の山林から得られる豊富な木材を背景に、戦前から木工業が盛んなまちだった。戦後の復興と高度経済成長期には、住宅の建築需要が急増し、とくに窓枠やドアなどの建具の製造が大きく伸びた。昭和24年には、国の機関から「重要木工集団地」の指定を受けている。

昭和36年に国が工場等の集団化を進める制度を設けると、これを受けて、昭和37年7月に「雄鹿沢木材工業団地協同組合」が発足した。発足時の組合員は60人、出資金は800万円だった。茂良地区の団地には、昭和39年から41年度の3年間で計32社が進出した。昭和59年に、名称を現在の「雄鹿沢木工団地協同組合」へ改めた。その後、バブル経済の崩壊後には厳しい時期も経験したが、事業の多角化などで乗り越えてきた。令和4年には発足から60年を迎え、組合は100年の節目をめざす姿勢を示している。

敷地と施設

団地の総面積は353,987平方メートル(約107,000坪、約35ヘクタール)で、内訳は次のとおりである。

共同施設としては、鉄骨モルタル造り2階建て・約570平方メートルの組合管理事務所、22棟・合計4,550坪の貸し工場・倉庫、約350台分の共同駐車場、多目的広場、警備用の照明などが備わる。

事業と特徴

団地内の会社がつくるものは幅広く、次のような製品がある。

木工に直接かかわらない、精密な金属部品や印刷を手がける会社も加わり、業種は多様化している。木を扱う会社が一か所にまとまることで、材料の調達や、騒音・粉じんへの配慮、物流を効率よく行えるのが、団地の利点である。団地内には、木製建具を製造する星乃工業株式会社もある。

地域との関わり

団地では毎年6月に「青空まつり」が開かれ、会社の製品の展示や販売を通じて、市民との交流の場になっている。回を重ねて40回を超える恒例行事である。令和5年1月には、組合員の従業員と地域の子どもを受け入れる企業主導型の保育施設も開設され、働く人を支える取り組みが進んでいる。

所在地

栃木県雄鹿沢市茂良。組合の事務所は団地の中にあり、市内の工業地として、まちの木工産業を支えている。