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潮見海産株式会社(しおみかいさんかぶしきがいしゃ)

別名: 潮見海産

大分県の臼沢市にある水産加工会社で、干物・練り物・冷凍の魚を扱い、1968年に創業した。塩だけで味つけした干物と、急速凍結による鮮度の高い冷凍品で知られる。

所在地大分県臼沢市港町3丁目17番8号

概要

潮見海産株式会社は、大分県の臼沢市にある水産加工会社である。干物・練り物・冷凍の魚を三本の柱とし、1968年に創業した。本社と加工場は、入り江に面した漁村の一角にあり、近くには同じような水産加工の事業所が十数社集まっている。地元の漁場で揚がる魚を、その日のうちに加工場へ運び込めることが、事業の土台になっている。従業員は正社員とパートを合わせて約60人で、繁忙期の年末には臨時の人手も加わる。

沿革

創業は1968年で、はじめは近海で獲れたアジやサバを開いて干す、家族を中心とした小さな干物づくりだった。昭和の終わりごろには、すり身を使った練り物の製造を加え、地元の祭りや贈答向けの品も手がけるようになった。平成に入ると、冷凍設備を増設し、鮮度を保ったまま全国へ出荷できる体制を整えた。2000年代には通信販売とアンテナショップの運営を始め、店頭に来られない遠方の客にも商品を届けるようになった。現在は二代目、三代目へと世代交代しながら、約30種類の加工品を展開している。

事業と特徴

最大の特徴は、添加物に頼らない干物づくりである。丸干しと開きは、数十年前から塩だけで味つけをしており、魚そのものの旨みを引き出すことを大切にしている。塩の濃さは魚の種類と季節の脂ののりに合わせて毎朝調整し、干す時間も天候に応じて変える。

冷凍の分野では、アルコールを使ったブライン液による急速凍結をいち早く取り入れた。魚の時間を止めるようにして、刺身で食べられる鮮度を保てるのが強みである。この技術により、水揚げ直後の味を、遠く離れた消費地まで届けられるようになった。

商品の開発にも力を入れている。たとえば、フライパンで焼くだけで食べられる、中骨を取り除いた開きは、魚の骨が苦手な人や子どもがいる家庭に好評である。ほかに、白身魚のすり身を使った練り物や、味付けをした冷凍の切り身などもそろえる。練り物は揚げたてを売る直売所の人気が高く、天ぷらやちくわが朝のうちに売り切れることもある。

所在地と販売

本社と加工場は臼沢市の港に近い一角にあり、水揚げされた魚が数分で搬入される。直売所を併設しており、干物の詰め合わせや練り物を市内外の客に販売している。通信販売では、全国の家庭向けに冷凍便で届けるほか、飲食店や旅館、スーパーなどへの卸売も行っている。県内の食品スーパー、たとえばスーパーかもめ屋のような店頭へ、地元の水産品として並ぶこともある。

地域とのかかわり

臼沢市は港と漁業、石造りの町並みが残る小さな市であり、潮見海産は地元の漁師から魚を買い付けることで、水揚げの安定した買い手となってきた。雇用の面でも地域に根ざしており、漁村の住民が多く働いている。市内の小中学生の職場見学を受け入れ、干物づくりや練り物の成形を体験してもらう取り組みもある。秋の祭りには出店し、焼きたての干物や練り物を振る舞うなど、土地の味を伝える役割も担っている。

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