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梅の木文具店(うめのきぶんぼうぐや)

別名: 梅の木文具、梅の木の文具屋さん

愛媛県の海沿いの市、八幡磯市の坂の下にある、学用品を中心に扱う小さな文具店。1949年の創業以来、ノートや筆記具から事務用品までをそろえ、通学の子どもと近所の事業所を支えている。

所在地愛媛県八幡磯市江戸ノ岡2丁目7番19号

概要

梅の木文具店は、愛媛県の海沿いの市、八幡磯市の坂の下にある、学用品を扱う小さな文具店である。港を見下ろす斜面の町から海へ向かって坂道がほどけていく、そのふもとに店を構え、ノート、鉛筆、定規、絵の具といった学校で使う品を中心に、日々の事務用品や贈答用の筆記具までをそろえている。有限会社の形で営まれる家族経営の店で、店先の梅の木が屋号の由来とされ、春先には小さな白い花が通学の子どもたちの目を引く。

沿革

創業は1949年。終戦から数年、学校の教科書や学用品が不足していた時期に、学童向けの帳面と鉛筆を扱う小さな店として始まったと伝わる。昭和30年代には近隣の小中学校に出入りするようになり、学級で使う画用紙や習字の道具をまとめて納める仕事が増えた。1970年代には店の隣に事務用品の売り場を広げ、港の周辺に増えた水産加工や運送の事業所向けに、伝票やファイル、印鑑、封筒などの注文も受けるようになった。平成に入ってからは、コピー用紙やインクカートリッジの配達、事務所のレイアウトの相談にも応じ、学用品の店から「身近な事務用品の店」へと幅を広げてきた。

取り扱い品と特徴

売り場の中心は学用品である。新学期の前には、ノート、筆箱、名前シール、習字セット、算数セットなどが入口近くに平積みされ、入学の季節には保護者が品物のリストを手に訪れる。方眼ノートや横罫の幅違いなど、ノートの種類が多いことは店の自慢の一つで、「欲しい罫線が必ず見つかる」と中高生にも評判である。筆記具は、替え芯やインクの補充まで店内で相談でき、壊れた定規や文具の簡単な修理にも応じる。
事務用品の分野では、複合機やパソコン周辺機器の紹介と設置、消耗品の定期配達を行う。近くの小さな事務所には、注文を電話で受けて当日中に届ける小回りのよさが喜ばれている。

所在地とアクセス

店は八幡磯市の港に近い坂道の下にあり、店先から振り返ると、坂の上へ段々に続く住宅地と、その向こうの海が見える。市の中心部へは歩いて行ける距離で、坂を上った先には総鎮守へ続く八幡の石段がある。営業時間は朝から夕方までで、日曜と祝日は休む。新学期前の数日だけは、夜まで店を開けることがある。

地域とのかかわり

通学路の途中にあるため、登下校の子どもが帰りに立ち寄る店として親しまれている。学校の行事にあわせて、運動会の賞状用紙、卒業式の色紙、文化祭の画材などを用意し、地域の学校の年中行事を陰から支える。年配の客には、のし袋や筆ペン、お年賀の用品を勧め、冠婚葬祭の文具の相談役にもなっている。坂の途中の古道具屋昼寝堂とは同じ坂道の店どうしで、客が行き来することもある。

行事と季節

春は入学準備、夏は自由研究と習字、秋は運動会と文化祭、年の瀬は年賀状と手帳と、一年を通して店の顔ぶれが入れ替わる。梅の花が咲く二月ごろには、店先に小さな「新入学応援」の棚が出る。町の人にとって、梅の木文具店の棚の変化は季節の便りでもある。

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