FC2

Field & Community Culture Platform

生活環境データベース » place

朝日ヶ丘神社(あさひがおかじんじゃ)

別名: 朝日ヶ丘の神社

朝日野市の東朝日野地区にある、明治26年創建の神社。屯田兵の入植地の守りとして始まり、地域の氏神として親しまれ、秋には境内の銀杏が黄色く色づく。

概要

朝日ヶ丘神社は、朝日野市の東朝日野地区にある神社である。祭神は天照大神と木花開耶姫命の二柱。明治26年(1893年)に、開拓のために入植した屯田兵とその家族の心の拠り所として創建された。地域では長く氏神として親しまれており、秋には境内の銀杏が黄色く色づく。近隣の住民にとっては、散歩の途中に立ち寄る身近な場所でもあり、季節ごとの行事や日々の参拝を通じて、暮らしに根づいている。

所在地とアクセス

所在地は朝日野市の東朝日野地区で、民営の鉄道会社の路線にある東朝日野駅から徒歩約3分の近さにある。市街地からは路線バスでも行ける。境内には無料の駐車場があり、車での参拝もしやすい。参拝できる時間は、通年で午前8時30分から午後5時までである。境内の広さは約7,650坪とされ、氏子の戸数は約1万8千戸にのぼる。冬は参道の除雪が地元の人々によって行われ、雪の季節も参道が歩けるようになっている。

歴史

明治25年(1892年)に、約400戸の屯田兵が東朝日野に入植した。翌年の明治26年に、この開拓地の守りとして神社が建てられたのが始まりである。当時の暮らしは厳しく、厳寒と原野の開墾のなかで、人々は神社に無事と豊作を祈った。明治32年には、天照大神が正式に天照皇大神宮から迎えられて祀られた。明治44年に村社に列せられ、大正2年には神饌幣帛料供進神社に指定された。大正11年には郷社となった。

現在の本殿は昭和2年(1927年)に完成したもので、神明造の社殿である。平成14年(2002年)には、屋根の葺き替えや本殿の修復を含む大きな改修が行われ、古い姿を保ちながら長く使えるように整えられた。

境内の見どころ

社殿は神明造で、すっきりとした直線的なたたずまいが特徴である。昭和63年(1988年)に建てられた鉄製の大鳥居は高さ12.45mあり、遠くからも目につく。境内には古いハルニレの木が残り、開拓前からの森の面影を伝えている。また、明治34年(1901年)につくられた碑なども残り、入植の歴史を今に伝えている。

秋には、境内の銀杏が黄色く色づく。葉が散ると、参道や石段が黄色い葉で埋まり、金色のじゅうたんのような景色になる。夏には木々の緑が濃くなり、雨上がりには土や葉のにおいが漂う。参道脇では、初夏から夏にかけて紫陽花も楽しめる。冬は鳥居や木々に雪が積もり、境内はひっそりとした白い景色になる。

行事や利用

年間を通じて、元日の初詣、春の例祭、秋の例祭などの祭事が行われる。秋の例祭にはお神輿が出て、屋台が並び、子どもたちでにぎわう。11月には七五三のお参りで、晴れ着姿の家族連れが訪れる。夏には、町内会の夏まつりが境内で開かれ、ヨーヨー釣りやかき氷の屋台に、浴衣姿の子どもたちが集まる。

周辺

神社の裏手からは、市街地の外れの低い山へ続く小さな山道が通じており、登山の足慣らしに歩く人もいる。周辺は住宅地で、近くには商店や小さな公園もあり、散歩や買い物の途中に立ち寄る人が多い。春には、近くの土手でふきのとうが顔を出し、季節の移ろいを感じられる。