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喫茶 アプローチ(きっさ あぷろーち)

別名: アプローチ、空港の喫茶アプローチ

小柾市の空港の近く、空港ターミナルビルの2階にある喫茶店で、窓際の席から離着陸する飛行機が見える。2021年1月に開いた店で、北陸の職人がつくった家具をそろえ、朝の軽食から和牛のバーガーや生パスタまでを出す。

概要

喫茶 アプローチは、小柾市の小柾空港の近く、空港ターミナルビルの2階にある喫茶店である。窓際の席から、滑走路を離着陸する飛行機が見える。店の名前は、着陸のために滑走路へ降りていく「進入(アプローチ)」にちなむ。2021年1月に開店した新しい店で、店の造りは「日本海の青と白嶺の森」をイメージしている。軽食や飲み物だけでなく、イタリア料理を土台にしたピッツァやパスタ、和牛100%のバーガーなども出すため、喫茶店とレストランを兼ねた店として使われている。飛行機に乗る予定のない人も気軽に立ち寄れるように、値段は街なかの店とほぼ同じくらいにしている。

所在地とアクセス

店は小柾市浮楊町にある小柾空港のターミナルビル2階にある。ターミナルビルは3階建てで、1階に到着ロビー、2階に飲食店や売店、3階に離着陸を見学できる展望デッキがある。小柾空港は、民間の航空と航空自衛隊の小柾基地が一緒に使う飛行場で、1961年に開港した。旅客機のほか、貨物機や自衛隊の戦闘機の離着陸も見られる。小柾駅からは路線バスで10分あまり、県庁所在地の金洲市の駅からは空港行きのバスで40分ほどかかる。空港には合わせて1,600台を超える国内線用の駐車場があり、車でも立ち寄りやすい。

歴史

店は2021年1月、空港ターミナルビルの飲食店の一つとして開店した。開店した年の春は、感染症対策のために営業時間を11時から19時までに短くし、昼の食事は14時までとしていた。その後は通常の営業に戻り、朝7時から夜21時までの長い時間開くようになった。早朝の出発便や夜の最終便に合わせて店を開けるため、出張の人や、飛行機の写真を撮りに来る人が、朝から店に入るようになった。2024年3月に新幹線の小柾駅が開業して駅の東口にはばたき広場が整えられてからは、空港と駅の行き来に合わせて店に寄る人もいる。

店内と眺め

店の家具は、北陸の職人やデザイナーたちが手がけたものである。窓に面したカウンター席は、ポプラの一枚板でつくられている。照明は、長く座っていても落ち着けるように明るさを抑えている。店内にはWi-Fiと電源があり、出発前に仕事をしたり、スマートフォンを充電したりできる。窓際の席からは、駐機場と滑走路の方向が見え、朝の出発便がゆっくり上がっていく様子や、ライトを点けて降りてくる着陸機を、コーヒーを飲みながら眺められる。もっと広く見たいときは、3階の展望デッキへ上がれば、晴れた日には遠くに白嶺の山並みも見える。

メニュー

朝の時間帯は、トーストとコーヒーのモーニングを出す。昼から夜には、4種類のチーズを使ったピッツァ「ゴルゴンハニー」(1,500円)、もっちりした生パスタの「能戸豚のアラビアータ」(1,490円)、和牛100%のパティをはさんだバーガーなどがある。地元の小柾産のコシヒカリを使った料理や、小柾産のトマトを使ったトマトカレーなど、土地の味を生かした品もそろえる。甘いものでは手づくりのチーズケーキ(550円)があり、飲み物はコーヒー(380円)や加我棒茶(420円)など、どれも税込みの値段である。ランチの時間には、主菜を選べるセットも用意している。

利用のされ方

客は、出発を待つ旅行者や出張中の勤め人、家族連れが中心である。空港の利用者だけでなく、飛行機を眺めに来る近所の人や、望遠レンズで離着陸を撮る人も多い。夏の昼は、滑走路が温まって陽炎が立ちやすいため、写真を撮る人は空気の落ち着いた朝の時間を選んで、開店直後の窓際の席に座ることが多い。店の席から風向きや離陸の向きを見ながら、次の便を待つ使い方もされている。

周辺

同じターミナルビルの2階には、ほかの飲食店や土産物の売店、休憩用のラウンジが並ぶ。3階の展望デッキは、旅客機と自衛隊機の両方を間近に見られる場所として知られる。空港のまわりには田畑と住宅地が広がり、滑走路の延長線の下に住む人の家の窓からも、着陸の飛行機が見えることがある。市内の南西には、朝早くから開く日帰り入浴の粟瀬温泉もある。

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